PIC12F683のULPWUEを使う低消費電力消灯検知LED照明回路 nobcha(c)2011 |
PIC12F683のGPIO0だけの特別機能ULPWUE(超低電力待ちでの起動機能)を使用して、バッテリーを長持ちさせ、部屋の電灯を消灯したときだけしばらく光るという照明回路を試作します。
natuさんのブログにあるPIC12F683で就寝常夜灯(©電子マスカット)の製作を参考にしました。http://www.mars.dti.ne.jp/~m7030/index.html 部屋の蛍光灯スイッチをオフにして、ベッドに倒れこむまでの時間光ってくれる明かりです。 |
項番 | 項目 | 詳細説明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | 試作回路 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | 部品表 |
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3 | 実装 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | プログラム | コンパイラはHITECH C(V9.82)を利用しました。ソフト開発はMPLAB(V8.73)で行い、HEXファイルをPICKIT2(V2.61)使用して書き込んでおります。 先に掲載した実験のソフトと同じです。デバッグ用i2c接続LCD制御ソフトも盲腸の様に入っています。 プログラマで書き込むためのHEXファイルも用意しました。コンフィグ書き込みが別途必要なプログラマを使われる場合はメイン関数での指定を参照してください。 |
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5 | 出来上がり |
LEDチップが直列に3個入っているというOSW443Z4E1PというLEDを使いました。光放射角度が140度であり、机の上におくだけで周りが明るくなります。また明るさが徐々に減ずるようにしましたが、電流と明るさが直線関係でなく、あまり効果がありませんでした。 時定数用のフィルムコンの背が高いのが難点ですが、アクリルの保護ふたを被せるとよいのではないかと思います。
組み立て時デバッグですが、最初はPICをソケットに入れないで、次の点を確認します。その後プログラムを書き込んだPICを入れれば動くはずです。 @電源の間違いないかをチェック。テスターで測るとVdd−Vss間は数MΩ有ります。 AP#8とP#7間をテスターの容量測定でチェック、0.033μFあります。 B電源を入れピン#5の電圧測定。明るいと100mV以上。手でフォトダイオードをかざすと数十mV以下になればよろしいです。 C電源を入れてP#6をVddであるP#1とショートすると接触時のパルスでLEDが光ります。あまり長くショートするとトランジスタに電流が流れすぎますので、ちょっと触るだけです。 以上の確認後、電源切ってPICをソケットに挿入します。夜間に基板を部屋の照明器具下におき、部屋の照明を切ると光り出します。約10秒ぐらい光り続け最後の1〜2秒は明るさが落ちます。徐々に暗くすると光りません。暗いままでも光りません。 |
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6. | ケース |
裸ではイマイチなので、単三4本バッテリーケースに入れてみました。ただし、ケースに入れてフォトダイオードへの光量が減ったためちょっと反応が鈍くなってしまいました。やっぱりCdSにするかなあと迷っています。
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7 | ご注意 |
掲載したページの内容(文章、画像)には著作権があります。丸のままコピーすることは認められません。また実験の内容はnobchaが趣味で行っているものですので、再現性や安全性について保証しかねます。実験追試される場合はご自身の判断で行ってください。 |
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8
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謝辞 | 電子回路試作でブログ、ホームページに各社発表されている方の情報を参考にしました。感謝します。また次のフリーソフトを利用させていただきました。開発された方、普及に協力されている方、提供会社、テンプレートを提供されている方に感謝します。
回路図ソフト 水魚堂の回路図エディタ http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm ユニバーサル基板配線CADのPasSを利用しました http://www.geocities.jp/uaubn/pass/ リニアテクノロジーズ社のLTSPICEを使いました http://www.linear-tech.co.jp/designtools/software/ マイクロチップ社の開発システム及び言語プログラム http://www.microchip.com/stellent/idcplg?IdcService=SS_GET_PAGE&nodeId=2879 (c)nobcha 2011.10.25 2011.12.05追記 |