その2

 その1試作では検知が不安定なので、マイクロチップ社から新たにサポートされたキャパシティブセンシング技術を使って作り直すことにしました。チップはPIC12F1822に変わります。回路も少し変わりますが、先の試作回路基板はそのまま利用でき、PIC交換し抵抗を一個取り去るだけで新しいPICとソフトが動きます。

 また、キャパシティブセンシングの閾値周波数を実験できるようにi2c液晶をつなぎ内部データをダンプ表示できるようになっております。

 

項番 項目  詳細説明 その2 PIC12F1822でCPSモジュール使用したタッチスイッチLED照明スタンド
 1 接続回路
 2 部品表 CPU PIC12F1822
LED OSPW5111B-QR 3個 (白色高輝度LED)
ダイオード 1S1588
トランジスター 2SC1741
インダクター 100μH カーボン抵抗型
抵抗 470Ω、2.2kΩ、10kΩ、100kΩ  1/8W
コンデンサー 10μF16Vアルミ電解
電源表示LED E1L53-3BOA6-02(青色LED)
 3 実装
 4 プログラム コンパイラはHITECH C(V9.82)を利用しました。ソフト開発はMPLAB(V8.73)で行い、HEXファイルをPICKIT2(V2.61でデバイスファイル入れ替え)使用して書き込んでおります。

メイン関数ディレー用ヘッダファイル、デバッグ用のLCD関数ヘッダファイル、i2cLCD接続用関数ヘッダファイルがソフト変更時に必要です。デバッグ用LCDを使わない場合は該当コード書き換えください。

プログラマで書き込むためのHEXファイルも用意しました。コンフィグ書き込みが別途必要な場合はメイン関数での指定を参照してください。

 5 出来上がり  φ5の7000mcdLEDを3つ使いましたが、今一歩暗い。トランジスタとLEDを並列追加してもう少し明るくすれば実用になるかと思います。また、100μHインダクタ、ピーク電流30mALEDを使うということで、およそ50kHzぐらいのチョッパ駆動になっています。

 3つのモードで動きます。モードの変更はCPS端子を長押し(数秒)すると変わります。点灯、高輝度点灯、点滅(およそ0.2秒間隔)の3つです。点灯と点滅モードでは50段階で明るさが変わります。最大輝度まで行くと最低にもどります。

 

 

 6 ご注意

掲載したページの内容(文章、画像)には著作権があります。丸のままコピーすることは認められません。また実験の内容はnobchaが趣味で行っているものですので、再現性や安全性について保証しかねます。実験追試される場合はご自身の判断で行ってください。  

実用工作の目次    全体目次 アイコンは「牛飼いとアイコンの部屋」からお借りしました http://www.ushikai.com/

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謝辞 電子回路試作でブログ、ホームページに各社発表されている方の情報を参考にしました。感謝します。また次のフリーソフトを利用させていただきました。開発された方、普及に協力されている方、提供会社、テンプレートを提供されている方に感謝します。

回路図ソフト 水魚堂の回路図エディタ  http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm

ユニバーサル基板配線CADのPasSを利用しました  http://www.geocities.jp/uaubn/pass/

リニアテクノロジーズ社のLTSPICEを使いました  http://www.linear-tech.co.jp/designtools/software/

マイクロチップ社の開発システム及び言語プログラム  http://www.microchip.com/stellent/idcplg?IdcService=SS_GET_PAGE&nodeId=2879

                                                                                         (c)nobcha   2011.08.17

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