DSO QUADのソフト更新について              nobcha©2015

 

 

1.準備必要なもの

・ミニUSBケーブルとウィンドウズPC
・ウィンドウズ、DSO QUAD最新ソフト

最新バージョンの確認とダウンロード

2.更新の流れ(HW V2.6のソフトレビアップを主体に説明)

DSO QUADをミニUSBケーブルでつないでソフト更新モード(>||)ボタンを押して電源投入)で立ち上げる。するとPCからはUSBディスクとして”DFU V3_10_C(F:)"(例)として見える。ここでV3_10_Cはローダのバージョンらしい。F:はワタシのPCにつないだときのUSBのドライブ割り当て。

**.HEXのファイルをそこへコピーしてやると一旦USBが切り離されインストールされ、ファイル名が**.rdyになるとOK。**.ERRになったら何かエラーが発生している。全部のファイルをコピーするまで繰り返す。そのあと電源をオフすると更新が終わる。

3 ウィンドウズの場合の更新手順詳細

・更新ファームウェアをダウンロードする。
・解凍する。
・DSO QUADの電源を切って、PCにUSBケーブルで接続する。
・play/pause button (">||")を押しながらDSO QUADの電源を入れるとブートモードになる。
・DSO QUADはPCからメモリーとして認識される。

 FPGAの更新
   1.*.ADRをメモリーにコピーする。
   2.メモリーは一瞬消えて再度あらわれる。
   3.*.BINをメモリーにコピーする。
   4.メモリーは一瞬消えて再度あらわれる。
 システムの更新
   1.*.hexをメモリーにコピーする。
   2.メモリーは一瞬消えて再度あらわれる。
 アプリの更新
   1.*.hexをメモリーにコピーする。
   2.メモリーは一瞬消えて再度あらわれる。

=≫MACやLINUXでの操作は省略

4.トラブル対応

・問題発生事例
波形発生器以外うまく動いた。>||を押しながら電源ONしたときずっとファイルが開かず1秒以内で閉じた。

5.ファームウェアリスト

5.1 V2.81
このバージョンからFPGAのチップが変わっているしかしHW2.7xバージョンと互換性がある。

5.2 V2.72

2013年5月から6月のロットのみ。内容省略。

5.3 V2.7/2.7B
V2.6からいくつかの部品を変更した。 (R5,R6,R5A,R6A,R3A,R4A:抵抗値変更、C9,C10,C11,C12:容量値変更、L2,L3,L10:削除、D9,LCM:部品種変更、U20:新規追加、VBO → VB:回路名称変更)

2012-07-011・Sys_152・App_100、App_103、App_107
 - User manual

5.4 V2.6
ワタシの持っているDSO QUADはV2.6なので、

最新バージョンは2012-04-16・Sys_152App_253となります。

FPGAについては2011-11-15・Sys_151・App_252・FPGA261
-the Sys151 and app252 must be upgraded with the FPGA261
が最新なので、合わせてレビアップした方が良いのかもしれません。(と思い,合わせて書き込みました)

5.5.DFUエラー対策

DSO QUADがエラーロックしてしまうときはハードウェアV2.6では次のバージョンで改善するとのこと。
DFU_C310-HW2.6(white screen when dfu mode but works fine)

画面が真っ白になるが、動いているという障害モードのようです。次のFORUM書き込みに解決策についてのやり取りが書かれています。結局は基板上コネクタCN7(STMマイコンのインサーキットのローダポート)へTTLレベルシリアルでPCとつないで、このローダを流し込むようです。(この入れ替えはやったことありませんので、参考記載です。)

5.6 reload parameter error の解決法

app245へアップグレードした時、電源オン時に上記エラーが起きて設定が戻せない時には次のように対処します。

 ・USBケーブルでQUADをつないでから、電源を入れる。
 ・QUAD(メモリーとして見える)をFAT、512でフォーマットする。
 ・USBメモリーを切り離し、QUADの電源を投入し、プリセットボタン”○”を一度押すr。
 ・QUADがリセットされ、次からは"reload parameter ok"が出る。

更に参考

キャリブレ―ションの仕方

使い方ヒント(特に波形読み出し用誘い水BMPファイルの件)

上記参考ブログから誘い水BMPの件だけを引用:スクリーンショットで波形をBMPファイルに記録するにはDSO QUADの波形取出しには2MBUSBディスクの中に様式BMP(400×240ドット、ビット深さ4(32ビット))ファイルを入れておきます。名称はFILExxx.BMPです。

更に追加:観測画面スクリーンショットと設定値バックアップについて

観測した画面をBMPで取りたいときは、フォーマットのファイルがメモリーに入っていないといけません。従って、まずPCにつないで、フォーマットされたダミーファイルをメモリーにコピーしておく必要があります。

ファイル名はFILE000からFILE009で解像度が400×240で4階調(32ビット)というものです。

ForumでDSOQuad.rarとして公開されています。


・観測画面の取り方
スクリーンショット入れるファイルを画面でまず指定しておきます。次に該当画面になったときに4番目キーを押せば記憶されます。

そしてIMAGxxx.BMPができます。ただし、いったん電源を切らないとPCからのメモリー画面で見えません。

オシロ計測設定値も記憶させておくことができます。画面で指定するとFILExxx.DATとして記憶されます。
 
     
 

ここに示した内容はSEEED WIKIの”DSO Quad:Upgrading Firmware”を主に参考に、その中で引用されている情報も合わせ翻訳しまとめたものです。ワタシの使用しているHWv2.6のレビアップをしたときにやってみた内容を主に示しています。他のバージョンではWIKI原文を参照し別のファームウェアをダウンロードする必要があります。

 
  ガーボネータ版を試してみました。  
     
     

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