通信販売で売っている既成基板を使いPICのICソケット、ICSPコネクタ、そしてRS232Cドライバまでのデバッグ用基板を使うと便利です。この基板にブレッドボード用のピンをつければ、使いまわしもできます。そんな基板についての説明を行います。
nobchaの電子回路日記ブログまとめ | |||||||||||||||||||||
PIC+ICSP基板 | |||||||||||||||||||||
2010.11.3 | |||||||||||||||||||||
はじめに このホームページで紹介している回路試作は「PIC10F,12F,16Fシリーズ」を使用して、プログラムはHiTEC Cコンパイラ」を使い、「PICKIT2をICSPコネクタでターゲットと接続」して、「ブレッドボード上に展開」して行うのが主流です。
通信販売で売っている既成基板を使いPICのICソケット、ICSPコネクタ、そしてRS232Cドライバまでのデバッグ用基板を使うと便利です。この基板にブレッドボード用のピンをつければ、使いまわしもできます。そんな基板についての説明を行います。
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基板は 使う基板はWSNAKが通信販売している#138基板です。もともとはPIC16F88をUART接続でPCとつなぐ回路の試作用に企画されたもののようです。
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回路図 回路は次のpdfを参照してください。RS232C接続用のD-SUB9ピンへの信号線接続はD-SUBコネクタがメス/オスのどちらの場合にも対応できるようにジャンパピン接続になっています。またデバッグ時に使えるような折り返し接続もできるようです。http://www.wsnak.com/kit/137/doc137_138_139.pdf
次にPIC12F675,629用に改造した場合の回路図を載せます。WSNAK#138基板は中尾司さんが開発されて販売されている基板です。http://www.wsnak.com/に掲載された内容を参考にしています。
回路図は水魚堂さんのBSchを使いました。また関連記号類も利用させていただきます。公開された作者さん達のご努力に感謝いたします。http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm
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部品 PIC16F88用に組み立てたときに使用した部品を並べております。これ以外にジャンパソケットが必要です。
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実装 PIC16F88実装時の基板の状態です。足長ピンでブレッドボードに差して使っています。小規模な実験ではPICKIT2から電源を取ります。そうでないときは携帯電話の充電アダプタを改造した5V電源を接続します。この基板のICSPコネクタのピン配置はPICKIT2の配置と逆になっています。従ってPICKIT2と接続すると裏返しになりますのでご注意ください。 D-SubコネクタはPC側がオスなので、市販ケーブルを使ってPCにつなぐ場合にはPIC側はメスになります。PIC側が親になって別のメスコネクタの機器をつなぐときはD-Subはオスとするべきです。このコネクタがオスかメスかでジャンパショートソケットのつなぎ方が変わります。回路図を見て注意深く接続してください。 続いてPIC12F675,629用に改造した基板です。回路図にも示しましたが、PIC12F675,629にはUARTが入っておりません。従ってソフトUARTを使うことになりますが、ソフトUARTに使うポートを選べるようにジャンパピンを利用しました。GP3は普通はMCRに使う方が汎用的なので、このジャンパは2−3選択にされた方が良いでしょう。8ピンPICなのでIO数が足りなくなったときには利用価値あると思います。
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