SOPアダプタの作成                                nobcha(c)2011

1.初めに

 表面実装のPICマイコンを使うことありませんか。特に小さな力持ち8ピンマイコンはSOP品を利用したくなります。ところが、PICKIT2での書き込み時にDIP変換基板が必要となります。ここではちょっと簡単なSOP変換アダプタの作り方アイデアを紹介します。

 

2.部品の入手

 最近色々なところでSOPからPDIP端子への変換基板を販売してます。ワタシはたまたまシリコンハウス共立の店頭で1枚売り基板を発見し購入しました。同じような基板はアキバの秋月電商や千石電商にもあります。

 

  

 この基板はポンバシのダイセン工業というところが作って10枚450円で売っているものです。それを1枚ずつバラにし共立店頭に並んでいたようです。

http://dsn-net.net/detail/henkan_8ssopsop.html 

 次に必要なのがピンです。これはピンヘッダではなく、丸ピンIC連結ソケットとして売られているピンを使います、たとえば秋月のこの品物です。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-01580/

 

 もう一つ必要になるのがユニバーサル基板のきれっぱしです。こちらは加工してIC端のストッパにします。

 

 

  

3.組み立て

 まずは変換基板にIC連結ソケットを半田付けします。ピンの細い方がICソケットに挿入する方です。ピンをICソケットに入れ半田付けするとピン倒れなくしあがります。

 次にユニバーサル基板をSOPパッケージのストッパになるようヤスリがけ加工します。ピン穴とピンとのクリアランスに注意し半田付けします。

 最後の仕上げが押さえです。ちょっと太めで硬いリード線のきれっぱしを用意してください。この場合#3ピンの上部にパッケージ押さえとなるよう整形、半田付けしました。隣のピンとショートしないよう注意してください。

 ICパッケージをセットするときは横から押さえリード線の下へと滑り込ませます。リード線のばね性が強いので接触安定、PICKIT2の書き込みでも安定に動作しました。

 

  

  

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