nobchaの電子回路日記ブログ

戻るPIC16F1823を使ってi2c接続LCDモジュール実験

2011.11.10  

  はじめに 

 ストロベリーリナックスのi2c接続液晶がデバッグなどに便利なので愛用してました。ところがある日落として割ってしまいました。替わりにPIC16F88制御のi2cスレーブLCDモジュールを作りましたが、今後の発展考えると新シリーズのPIC16F1823でやっておくのも良いかと思い今回PIC16F1823へと移植しました。

 

 実験機の仕様は 

項番 項目 詳しい内容
  1 i2c接続 i2c接続のスレーブ側をMSSP使い実現します。そのためにSCL/SDAはRA1/RA2に割り付けられます。
  2 LCD 4ビット並列接続でLCDモジュールをつなぎます。
  3 i2cでの制御コマンド 2バイト構成です。1バイト目は0x00なら次のバイトはコマンドであり、0x40ならば次のバイトはデータになります。ブロック書込みでは連続6バイトまで受け付けます。
  4 イニシャライズ LCDコントローラへのイニシャライズは行います。そのため外部からのアクセスは電源投入後400mSぐらい待ってください。
  5 デバッグダンプ表示 RA2がデバッグ選択です。1に設定すると電源ON時に2行目にメッセージ出します。そして、STOPコンデョションになるたびにSTARTコンディションから貯めておいた受信データを#を区切りにして簡易ヘキサ表示で1行目に表示します。表示時間が掛かるので、連続受信時は後のデータが追突して表示できなくなります。

 

回路図 

 

 回路図は水魚堂さんのBSchを使いました。また関連記号類も利用させていただきます。公開された作者さん達のご努力に感謝いたします。http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm

   

 

 実験例 

             

            EEPROM接続の実験で使ってみました。


 プログラム 

  プログラムはMAIN部LCD表示制御部に分かれています。MAINでi2c制御を割り込みで行います。データは8ビットで受信して、それを4ビットに分割して4ビット並列LCDインタフェイスで出力します。

  またdelay.hlcd_.hを引きこみ必要です。

 

 

 次はどうなる 

  ストロベリーリナックスのLCDモジュール代替えでi2c接続液晶を作りました。でもこれは新4桁シリーズPICでのLCD接続の基本形になります。LCDを組み合わせたアプリケーション実験の時には活用できそうです。

 

 

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