戻るPIC16F1823を使いi2c接続RTC実験  nobcha(C)2011

 

1. はじめに 

  i2c接続でRTCをつなぎ、時計まがいを作ってみます。PIC16F1823のMSSPを使用したi2cマスターと4ビット並列LCD制御プログラムを走らせます。

 

2. 試作機の仕様は 

項番 項目 詳しい内容
  1 RTC セイコーエプソン製のi2c接続のクロック回路です。1Hz信号が出せるので、それをPICへの割込み信号にし、1秒毎に表示を更新させます。
  2 LCD 4ビット並列接続でSC1602コンパチLCDを制御します。
  3 MSSPでi2c制御 i2c接続マスター側をMSSP使い実現します。そのためにSCL/SDAはRA1/RA2に割り付けられます。
  4 時間設定 設定選択、アップ、ダウンの3つの押しボタンスイッチを使用して、LCDに表示された年日時曜日を順に設定できるようにします。
  5 割込みリフレッシュ表示 RTCの1秒クロック信号出力により割り込みをかけ、RTCレジスタの内容を読み出してLCDに時間表示を行います。

 

3. 回路図 

  この回路のLCD接続部とi2c接続部は今後使いまわして行きたいと思っております。ユニバーサル基板実装時にはi2c接続信号がブレッドボードにさせるようヘッダを取り出すことにします。外に取り出す予定の6本の信号線に端子番号を振りました。

  

 

 回路図は水魚堂さんのBSchを使いました。また関連記号類も利用させていただきます。公開された作者さん達のご努力に感謝いたします。http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm
   

 

4. 実験 

 以前に作ったi2c接続液晶部分をユニバーサル基板にしてブレッドボードに差して、RTCやスイッチと組み合わせてブレッドボードで実験を進めます。プログラムはHI-TEC Cを使用、MPLABでコンパイルしPICKIT3を使いフラッシュ書き込みを行います。

  ニッケル水素電池2本を電源にして流れる電流は1.54mAです。RTCを10μFの電解コンデンサーでバックアップしましたが、デバッグ時にPICへ書込みのためしばらく外すぐらいなら十分に持ちます。

 

 5.プログラム 

  プログラムはMAIN部LCD表示制御部mssp使用i2cドライバ部に分かれています。

  またdelay.hlcd.hmssp_i2c.hを引きこみ必要です。

 

6. 実装検討

  今回はLCD接続部のみをユニバーサル基板に載せましたが、今後LCD付、i2cインターフェイス付でPIC16F1823を活用していくため回路を全部ユニバーサル基板にしてブレッドボードに差しやすいようヘッダをつけることにします。いつものようにPasSによる実装図をまとめました。

 

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PIC新4桁シリーズのTOPへ       WEB目次へ 戻る     2011.12.05

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