nobchaの電子回路生活で手始めの試作課題として取り組みました。まずはPIC16F88を使用しました。フランクリン型発振回路には74HCU04Aを用いましたが、その次にPIC16F88内蔵コンパレータを組み合わせました。カウンタはTMR0とTMR1を使います。今回試作では基板を作成し、LCDも4ビットインターフェイスでつなぎます。
このLCメータの特徴はマイコンが得意なカウンタ機能を用い、更にPIC内蔵のコンパレータでフランクリン発振回路を構成するところです。測定には基本LC回路での発信周波数、参照用コンデンサ並列による発振周波数と、被測定L直列あるいはC並列による測定発振周波数を順次切り替え取得します。得られた周波数を元に式を解くと値が計算できるというPIC向きな自作測定器です。参照用コンデンサを並列にして発振させ比較するため、回路のストレー容量などの浮遊インダクタンス誤差分が打ち消されるような仕組みなので、測定誤差は参照用コンデンサの誤差になるという原理も測定精度が結構良い結果を得る要因です。(厳密に言うとそれ以外のいくつかの誤差要因は残されていますが・・) 詳しくは6.計算法で説明します。